8月26日に行われた柔道世界選手権の男子66キロ級決勝。
日本選手が決勝で韓国の選手に合わせ技で見事に一本勝ちをし優勝しましたね。
その選手は阿部一二三選手ではなく丸山城志郎選手でした。
準決勝で阿部一二三選手と対戦、延長の末に横落で技あり、勝利しました。
界柔道で前回まで2連覇、また妹の阿部詩選手も前回(今回も)優勝しており、兄妹で東京五輪で金メダル獲得の期待等でメディアの露出も高く知名度と人気もありますが、
丸山城志郎選手は阿部一二三選手ほどは知名度は高くなく、
正直なところ私も今回の大会を見るまで存在を知りませんでした(すみません以前はよく観ていたのですが、ここ数年はたまたまテレビを見ようと思ったときに柔道がやっていたら観るような感じだったので)。
私はテレビで阿部一二三選手ばかり紹介されるので(取り上げられているので)てっきりダントツで阿部一二三選手が東京五輪に出るものだと思っていたのですが、どうやらそうでもないらしい事に気付き調べてみました。
(因みに2018年のグランドスラム大坂と2019年4月の全日本選抜体重別選手権の決勝でどちらも丸山城志郎選手が阿部一二三選手に決勝で勝利してます。)
阿部一二三選手は東京五輪の代表になれるか?
まず、東京五輪代表選考について調べてみると。
その基準は、
① 8月の世界選手権優勝+11月グランドスラム大坂大会優勝+強化委員会で出席者3分の2以上の賛成があれば代表入り決定。
② 2019年2月に行われるグランドスラムデュッセドルフ大会終了時点で1番手と2番手の差が歴然であると強化委員の3分の2以上が判断すれば決定。
③ ①、②で決定してなければ2019年4月に行われる全日本選抜体重別選手権が最終選考会
以上との事。
阿部一二三選手が東京五輪の代表に選出されるには11月のグランドスラム大坂大会で丸山城志郎選手を優勝させてはならないでしょう(逆に丸山城志郎選手は五輪代表に向けて優勝したいところです)。
ただ、丸山城志郎選手が優勝したとしても、選考基準のこの部分
”① 8月の世界選手権優勝+11月グランドスラム大坂大会優勝+強化委員会で出席者3分の2以上の賛成があれば代表入り決定。”
実力が拮抗していた場合賛成してくれるでしょうか?
(私個人の意見ですが、はじめから結果のみで決めてその他に人の判断に左右されない方があとくされなくてすっきりしていいと思うのですが・・・)
まぁ、世界選手権の優勝で丸山城志郎選手が1歩リードしたように思いますが、まだ決定したわけではないので阿部一二三選手にも十分可能性はあると思います。
阿部一二三選手が代表になった時の懸念
もし、阿部一二三選手が代表になった場合、少々懸念されるのが対戦相手に弱点を研究されてないかとの事です。
女子レスリングの吉田沙保里さんがリオオリンピックで敗北したのも強すぎたため、他の選手が優勝を狙うには吉田さんを攻略しなければならないため研究してくるが、吉田さんはその大勢の選手を相手にしなければならなく各試合がもともとハンデ戦のようなものであったと思う。
吉田さん程の勝利数ではないにしろ阿部一二三選手は世界選手権を連覇しているので他の選手に十分な研究をされていると思う。
金メダルを取るには実力伯仲なら目立ってない方が研究されてない可能性が強いのでは・・・(私の考え)
まとめ
いずれにしても阿部一二三選手が代表に選ばれる可能性はまだ十分にあると思います。
ただ、世界選手権の優勝で丸山城志郎選手の方が若干リードしたと思います。
私はどちらも応援しているのでどちらに決定しても良いのですが、ただ、選ばれた方は選ばれなかった方のためにも必ず金メダルを取って欲しいものです。
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